クゥリのブラッキーをこよなく愛するポケモン日記

ブラッキーと一緒にレートの高みを目指します

【S21 最終2112-54位 & 2111-57位】時空超越ブラッキーザシアン

皆さんお久しぶりです。クゥリと申します。
1年半振り位に良い結果を残すことができたので構築記事を書くことにしました。
結構長い間ポケモンから離れていたのですが、今期はダイマックスが禁止のルールということで6世代の頃に近い懐かしい環境で対戦出来ること、日食ネクロや黒バドといった環境トップのポケモンに対して有利を取れるなどブラッキーに明確な役割を持たせて採用出来る環境になったことから、久しぶりに上を目指してポケモンしたいと思ったので色々考察しながら真面目に取り組みましたが、2ROM2100達成という満足のいく結果を出すことができて嬉しかったです。


f:id:kuuri-yatume:20210901164933p:plain


【構築経緯】

確定枠としてブラッキーを採用しました。
そして、ブラッキーと相性が良く禁止伝説ポケモンの中で最もスペックが高いと思われるザシアンを採用し、残りの4体はブラッキーが選出できない禁止伝説ポケモンに強く出れるポケモンで固めることで、ブラッキーの役割を明確化し選出機会ができる限り増えるように心がけました。
また、ブラッキーの願い事を中心としたサイクルを組む場合ロングゲームになる機会が多いと踏んだため、全体的に耐久に厚く振るように調整しました。





f:id:kuuri-yatume:20200202211105g:plain
ブラッキー@食べ残し
図太い:シンクロ
実数値:202(252)-*-178(252)-*-151(4)-85
イカサマ
・守る
・欠伸
・願い事

長年の相棒枠であり嫁枠。ブラッキーが活躍してる姿を見たいからレートやランクマに潜ってると言っても過言ではないです。
前期まではダイマックスとの相性の悪さや役割対象の不在などから活躍の機会が殆ど無く、他の耐久性能が高いポケモンより優先してブラッキーを採用する理由が非常に薄かったです。しかし、前述したように今期はダイマックスが廃止され、ブラッキーが明確に有利を取れる環境トップのポケモンが増えたことから、それに伴いブラッキーが活躍する機会も非常に多かったです。
また、禁止伝説ポケモンは軒並みA種族値が高いため、タイプ一致イカサマの威力も高くなるのが追い風でした。
黒バド、日食ネクロに加えて、その他に分類されるような禁止伝説ポケモンに対してはイカサマの通りがいいこともあり五分以上に戦えることが多かったので、数が少ない故にメタが張れていないような禁止伝説ポケモンにはブラッキーを必ず選出するようにしていました。
環境に多かったザシアン、イベルタル、ゼルネアス、ムゲンダイナ、ホウオウ、カイオーガに対して選出機会が控えめになりがちなのが少し残念でしたが、こちらのザシアンが苦手とする禁止伝説ポケモンに対しては軒並み強く出れたので、間違いなくブラッキーを採用してよかったと断言できます。
ちなみに、ブラッキーをHDで採用する形もちょくちょく見かけましたが、黒バド自体には強くなれる反面その取り巻きに弱くなってしまうので結果的に意味が薄く、イカサマは主に物理ポケモンに対して打つ技なので相手の物理ポケモンに対して強く動かすためにもHB振りが良いと個人的には考えています。

調整意図

無し。HBぶっぱ一択。




f:id:kuuri-yatume:20210901170233g:plain
ザシアン@くちた剣
意地っ張り:ふとうの剣
実数値:189(172)-240(228)-136(4)-*-136(4)-181(100)
アイアンヘッド
・じゃれつく
インファイト
ワイルドボルト

禁止伝説の中で最も強くブラッキーと相性が良いと判断したため採用しました。
ザシアンミラーに勝つためにSを振りすぎるとザシアン自体のスペックを大きく落とす事になるので、耐久ベースでの採用は確定。しかし、構築全体でザシアンに明確に有利を取れるポケモンが少なくザシアンミラーのS勝負である程度上から殴れるようにしたいと考えた結果、このような調整になりました。
禁止伝説を選出しない場合はパワーが落ちてしまうため、幅広い構築に選出できるように、技構成は汎用性を落とさずに最も範囲のとれる4つを採用しました。
剣の舞が欲しい時もありましたが、積みエースとして選出する際は後述のドラパルトと絡めて選出することが多かったので、技範囲を広げて正解だったと思います。

調整意図

A:出来るだけ高く
S:環境によくいる意地耐久ザシアンをほぼ確実に抜けるライン




f:id:kuuri-yatume:20210901170312g:plain
ランドロス@突撃チョッキ
意地っ張り:威嚇
実数値:193(228)-212(220)-113(20)-112-103(20)-114(20)
地震
・岩雪崩
・草結び
・とんぼ返り

環境トップのザシアンとムゲンダイナに強く、タイプや特性があまりにも優秀すぎたので採用しました。
環境にいるランドロスは主にゴツメ型、スカーフ型、鉢巻き型の3つであり、相手もその3つの型を前提として動いてくることが多かったので、打ち分けが出来て火力のあるランドロスに対処できない選出をされることが多く、非常に活躍しました。
ザシアン軸やムゲンダイナ軸、受けループに対しては後述のドラパルトと組み合わせて抜きエースとして運用する機会も多かったです。
また、ザシアンが苦手な物理受け(ヌオー、ウインディ、サンダー、ギルガルドなど)に対して有利を取れるアタッカーなので、ザシアンを通すのが難しいと感じた構築に対してはザシアンをある程度雑に扱い、代わりにランドロスを通すような立ち回りを心がけていました。

調整意図

HB:A220ザシアンの+1巨獣斬確定耐え
HD:C197ムゲンダイナのダイマックス砲×2をステロ込みで最高乱数切り耐え
S:準速61族抜き




f:id:kuuri-yatume:20210901170701g:plain
スイクン@カゴの実
図太い:プレッシャー
実数値:207(252)-*-166(124)-111(4)-144(68)-113(60)
・熱湯
ミラーコート
・瞑想
・眠る

カイオーガメタ兼詰ませ要員として採用しました。
臆病眼鏡カイオーガの雷までは確定で耐えられるので(控えめなら乱数50%)、構築で重いカイオーガに対して積極的にミラコを選択して処理をすることが多かったです。拘っていない瞑想身代わり残飯カイオーガの場合でも、水技+レイビ+瞑想身代わりの型が多かったので、瞑想眠る+プレッシャーでPP枯らしながらTODにもっていくパターンもありました。
カイオーガ軸以外に対しては、ムゲンダイナやウルガモスやゼルネアスが眠るや吠えるを警戒して安易に殴ってきたところにミラコで反撃して倒す、受け構築に対してザシアンやランドで無理やり一匹持って行った後にTODを行う、後述のドラパルトの鬼火と合わせて瞑想眠るで詰ませるといった立ち回りをすることが多かったと思います。
また、瞑想を見せたらミラコが全く警戒されないということもあり、吠えるがなくても相手の積み技持ちの特殊ポケモンに対してある程度強く立ち回れるのが偉かったです。


調整意図

HD:臆病眼鏡カイオーガの雷確定耐え
S:無振りランドロス抜き抜き




f:id:kuuri-yatume:20210901170717g:plain
サンダー@ゴツゴツメット
図太い:静電気
実数値:191(204)-*-149(244)-145-110-128(60)
ボルトチェンジ
・暴風
・電磁波
・羽休め

環境的に刺さりまくっていたのと、相手のザシアンに対する受け駒としての性能が高く、スカーフメタモンにザシアンをコピーされた時に対する最低限の回答が欲しかったので採用しました。
最終日付近に雑に採用したので持ち物と技構成に若干の難があり、今となっては他の方の構築記事で見かけたアッキ身代わり型のような形で採用した方が良かったかもしれないと感じました。ただ、ゴツメ電磁波型で採用したことで、ブラッキーの苦手なウーラオスに対して強くなり、黒バドやムゲンダイナに対してもある程度理由をつけて投げることが出来たので、ゴツメ電磁波型での採用も間違ってはいなかったと思います。
使っても使われてもどこまでも運要素が大きく関わるポケモンだったので、どうしても選出しなければいけない時以外は選出を渋ることが多かったです。


調整意図

HB:A182ウーラオスの暗黒強打×2を良い乱数で耐え
S:準速ウオノラゴン抜き




f:id:kuuri-yatume:20200202203146g:plain
ドラパルト@オボンの実
臆病:クリアボディ
実数値:195(252)-112-125(236)-120-95-181(20)
・祟り目
・鬼火
・竜の舞
・バトンタッチ

本構築の地雷枠です。
ブラッキーがウーラオスに大きく不利を取るので格闘の一貫を切るために構築にゴースト枠が欲しい。
鬼火展開が好きなので鬼火を覚えるポケモンが欲しい。
全体的にSが遅めなので早めのポケモンが欲しい。
受け気味の構築を崩すためのサポートができるポケモンが欲しい。
などの理由からこのポケモンの採用に至りました。
最初は受けループに対して竜舞バトンをしたり、ザシアン軸に対して鬼火サイクルができれば役割としては十分という程度の軽い気持ちで採用したのですが、竜舞バトンでザシアンやランドロスにつなぐ行動が受けループ以外の構築に対しても非常に刺さりが良いことに気づき、環境への理解度が深まるにつれて選出率がどんどん上がっていきました。
ザシアンとSを揃えているため、ドラパルトが上から行動できたポケモンはこちらのザシアンでも上を取れると判断することが出来るので、ザシアンを通す際のゲームプランが組み立てやすいのも評価点。
竜舞持ちなのに攻撃技に祟り目を採用している理由は、ザシアン軸なので物理受けを多く誘う点と、ノーマルタイプが環境に少なかったので一貫する打点としてゴーストダイブ以外のゴースト技が欲しかったためです。
イベルタルバルジーナポリゴン2などのイカサマ持ちのポケモンと対面することが多かったのでA0は必須です。

調整意図

S:4振りドラパルト抜き抜き、ザシアンと同速






【選出パターン】

ザシアン軸

ザシアン+@2。
基本的にランドロスドラパルトサンダーから2体選出。マンムーカバルドンが重いと感じた時はスイクンを出す時もありました。
一番多かったのはドラパルト+ランドロス+ザシアン。

黒バド軸

ブラッキー+ザシアン+@1。
ドラパルトは投げません。
相手のウーラオスに対するケアが大変なので、立ち回りには気を付けてください。

ムゲンダイナ軸

ランドロス+ザシアン+@1。
サンダーは投げません。
大体ランドロスで2体持っていけるので一番勝率が良かったです。

カイオーガ

スイクン+ザシアン+@1。
ドラパルトが多くて時々サンダーを投げていました。

日食ネクロ軸

ブラッキー+ザシアン+@1。
基本的にドラパルトかランドロスが多めでした。

ホウオウ軸

ドラパルト+ランドロス+ザシアン。
ザシアンがたまにスイクンに代わる時もありました。

ジガルデ軸

ランドロス+ドラパルト+スイクンorザシアン。
ゴチルゼルがいた場合は必ずザシアンを投げましょう。

イベルタル

ドラパルト+ランドロス+ザシアン。
殆ど全ての試合でこの選出でした。

ゼルネアス軸

ザシアン+ランドロススイクン
たまにスイクンランドロスの代わりにブラッキーを投げてました。

その他禁止伝説

ブラッキー+ザシアン+@1
殆ど全ての試合でこの2体は投げてました。




【結果】
f:id:kuuri-yatume:20210901201720j:plain
f:id:kuuri-yatume:20210901201733j:plain





【後書き】

皆さん、S21お疲れさまでした。
来期以降やるかは不明ですが、モチベーションがあればまたどこかでやりたいなーとは思っています。
今期は2ROM2100を達成することが出来て本当に嬉しかったですし、みんなとワイワイ通話しながらポケモンを考えるのが懐かしくて楽しかったので。
ここまで読んでいただきありがとうございました。